私は、子供のころから手品が好きで、そう頻繁には包装されないテレビでのジジャンのショーがあると、欠かさず録画をして、飽きることなく見ていました。
マジシャンの世界では基本的なのでしょうが、何もない所からたくさんのカードを取り出して華麗に舞わせ高と思いきや、たくさんの花を取り出し照り、宙に浮いたり、ウサギやハトを取り出したり。
どれもこれも、種や仕掛けがあると判っていても、本当に魔法の様で幼心に本当にわくわくしたものです。
もちろん、見ているだけでは飽き足らず、真似をしてみようとしたのですが…当然ながら、
何もない所から花を取り出したり、帽子からハトを取り出すというのは、子供にはハードルが高すぎます。
なので、必要な道具が比較的手に入りやすいトランプを使った、
見よう見まねのエレベーターカードやアンビシャスカードを部屋中をトランプで散らかしながら何度も繰り返していました。
今は、当時のように手品の指南本だけではなく(当時もあったのかもしれませんが)おもちゃ屋などに行くとマジックグッツが売っており、ペンを貫通させても穴が開いていないというマジックや、ステッキがハタになったりするマジックが素人でも簡単にできる様になりましたよね。
種を知ってしまえば、くだらないと思え、よほどうまく見せないとただ場がしらけるだけにもなりかねません。
それでも、消えるコインや、破れても元に戻っているお札、そんな手品を自分で人に見せることができる。
手品ファンにはとても嬉しい事だと思います。
ただ、披露する機会がめったにないのは少し切ないですけどね。